2010. 4. 23更新





標高3026mの乗鞍岳の山裾に広がる乗鞍高原。
カラマツやシラカバの美しい樹林に囲まれ、一ノ瀬園地を中心に牧草地が広がっています。
散歩道や、サイクリングコースも充実し、美しい小川や雄大な滝への散策がおすすめ。
春から秋にかけては、ハイキング。冬はスキーが楽しめ、
乗鞍岳の大雪渓では夏でもスキー可能と、オールシーズン大自然を満喫できるアウトドアフィールドです。



乗鞍高原散策図

乗鞍高原の春夏秋冬


≪ 乗鞍高原を車と代替バスで楽しむコース ≫ 最低半日〜じっくり時間をかけて1日

観光センター駐車場→(代替バス)→畳平→大黒岳→剣ヶ峰(山頂3014m)→畳平→(代替バス)→観光センター駐車場→善五郎の滝→牛留の池→三本滝→番所大滝

三本滝⇔山頂がマイカー規制の為、観光センター駐車場から代替バスに乗換えて畳平まで行きます。乗鞍岳へは午前中に行かれる事をお奨めします。残った時間で乗鞍高原内の滝巡り。乗鞍岳&高原の滝巡りの1日コースです。

万年雪の大雪渓では真夏でもスキーヤーが板をかついでスキーをしています(駐車場有り)。畳平駐車場に車を停めたら大黒岳へ。標高が高い所での登山?(大黒岳へは急な登り)はかなり息苦しいけど10分〜15分で登れば360度の素晴らしい眺望が待ってます(^.^)
大黒岳を制覇したら、再び畳平駐車場へ戻り、今度は乗鞍岳最高峰「剣ヶ峰」へ。いろんな高山植物を眺めながらのコースで1周徒歩で約3時間で駐車場へ戻ります。

山頂付近を楽しんだら、再び代替バスに乗って観光センターへ。マイカーに乗り換えて高原の滝巡りです。どの滝もそれぞれ駐車場から15分〜20分歩いた所にあります。牛留池はエコーラインの第4、第5駐車場から歩いて10分程(登り)、又は国民休暇村からは数分で行け、お天気が良ければ逆さ富士ならず「逆さ乗鞍」を見ることができます。



≪ 車を停めて乗鞍高原をじっくり楽しむコースその1 ≫ 約2時間

観光センター→サイクリングロード→ネイチャープラザ(第2駐車場)→一の瀬園地(牧場)散策→ネイチャープラザ(第2駐車場)→サイクリングロード→観光センター

観光センターにお車を停めてスタート、最後も観光センターに戻るサイクリングを楽しみながらのコースです。所々歩きますが、一の瀬園地の中もサイクリングコースがあり、2時間程で高原の雰囲気を満喫できるお手軽なコースです。一の瀬のソフトクリームを是非召し上がれ(^.^)v

≪ 車を停めて乗鞍高原をじっくり楽しむコースその2 ≫ 約2時間

座望庵(第1駐車場)→あざみ池→キャンプ場→水芭蕉群生地→放牧地→ゲート→レンゲツツジ群生地→日本一平→座望庵(第1駐車場)

第一駐車場にお車を停めて歩いて散策するコース。水芭蕉が咲く4月下旬〜、レンゲツツジが咲く6月頃、お薦めのコースです。牛が放牧される6月〜9月のシーズンももちろん、穏やかで爽やかな放牧地の風景が展開し、高原を満喫できます。

≪ 周遊バスを利用して乗鞍高原をじっくり歩くコース ≫ 最低半日(4時間)〜じっくり1日

三本滝レストハウス→三本滝→三本滝レストハウス→(スキー場)→湿地→東大ヒュッテ→(林道)→夜泣き峠→(山道下り)→一の瀬園地→第2駐車場→(サイクリングロード)→観光センター

三本滝レストハウスで下車、トレッキングスタート。帰りのバス乗車は観光センター前。バスを利用しての下り中心の楽なロングコースです。落ち葉をふみしめるが最高です。夏でももちろんOK! お弁当を持ってじっくり一日かけても良し!

≪ ありすからサイクリングで乗鞍高原を楽しむコース ≫ じっくり一日

ありす→(県道)→番所大滝→(県道看板13番)→(サイクリングコース)→いがやレクリエーションランド→(サイクリングコース)→座望庵(第1駐車場)→一の瀬園地散策(レンゲツツジ群生地・あざみ池・牛留池・善五郎の滝・ネイチャープラザ(第2駐車場)・日本一平)→座望庵(第1駐車場)→村営「湯けむり館」又は無料露天風呂「せせらぎの湯」→(サイクリングコース)→いがや音楽堂→県道看板17番→16→ありす

番所大滝では遊歩道を歩いて、上からも下からも迫力ある大滝を是非見て頂きたいです。県道沿い看板13番の「みはらし」さんと「かまば荘」さんの間にサイクリングコースの入口があります。番所大滝からサイクリングコース入口まではひたすら登り坂です(^^ゞ 早めに村営のお蕎麦屋さん「いがや」でお蕎麦を食べてもいいですね。いがやのお蕎麦屋さんへは県道看板9番(番所バス停)の路地を入って行きます。お昼時に行くと長蛇の列、なくなり次第閉まってしまうのでちょっと早めに。

いがやレクリエーションランドではアルプススライダー・マレットゴルフ・パターゴルフ・で遊ぶ事もできます。又、いがやには、どっちの料理ショーの特選素材で紹介された手作りハム・ソーセージの「シュタンベルク」の工房があり、買う事もできます。すごーーく美味しいです(^.^) ソーセージ作りも体験できますが予約が必要です。
あと、いがやには例のラブジェネの看板があります。

いがやからは音楽堂の後ろを通っているサイクリングコースで一の瀬園地へ出ます。一の瀬では是非歩いて散策して下さいね。牛留池までは「口笛の径」、善五郎の滝からネイチャープラザまでは「白樺の小道」という可愛い名前の付いた遊歩道を歩きます。ネイチャープラザから座望庵までは車道(スーパー林道)でも行けますが、「小梨の小道」を歩いて日本一平を横切れば座望庵にたどり着きます。その方がお薦めです。日本一平はお昼ねに最高です。5月中旬頃はすももの花が満開になります。座望庵に停めておいた自転車に乗り、サイリングコースで県道へでます。観光案内所や村営「湯けむり館」がある信号のない交差点に出ます。湯けむり館で温泉に入っても良し、ちょっと下った大きな乗鞍の観光看板がある向かいに無料の露天風呂「せせらぎの湯」に入っても良し。温泉に入ったあとは再び一の瀬園地に向かってサイクリングコースをちょっと走ると、いがやに通じる道(冬はツアーコース)と交差します。そこを左折、いがや方面へ下るといがや音楽堂に戻ってきます。まっすぐ行ってしまうといがやの駐車場(ラブジェネ看板)に行きますが、音楽堂がある信号のないT字交差点を左折すると県道看板17番に出ます。向かいは16番ミルクポット、ありすへ帰って来る事ができます。


乗鞍高原・食べ歩き


◆一ノ瀬園地; ありすより車で15分

---乗鞍高原を満喫するにはやはり一の瀬園地(牧場)がお薦めです---
一の瀬園地を拠点にいろ〜んなところへ歩いて行けます。是非散策を!

←ネイチャープラザ(第2駐車場)

  一の瀬のメインの駐車場です(舗装地)



ソフトクリームが美味しいです
(白樺の樹液で作ったあっさり味の白樺ソフトもあります)


一の瀬園地(牧場)内を走るスーパー林道から見る景色(一の瀬牧場駐車場⇔ゲート区間)
(新緑の頃・5月中旬〜6月) (秋) (秋) (晩秋・10月下旬〜11月初旬)

さわやかな高原の風景を満喫 、一日のんびりとピクニックが楽しめる所

標高1500m、なだらかな草原地帯に湿原や小川、池などが点在します。
雪解けとともに水芭蕉やリュウキンカ、5末にはスモモ、ミネザクラ、6月にはコナシ、スズラン、10万株のレンゲツツジ、夏にはノアザミ、ヤナギラン、マツムシソウなどの花々に彩られます。
6月〜10月初旬頃までは草を食べる牛の放牧光景も目にできます。
園内ではバーベキュー1300円〜を楽しんだり、いがやレクリェーションランドへ続くサイクリングロードもあります。

すももの花が咲く頃、5月中旬→

-----馬乗り体験-----
-----馬車-----
-----牛の放牧-----

←馬は夏期シーズン中、ネイチャープラザのすぐ側にいます。

牛は6月〜10月初旬頃まで放牧されてます。園内のいたる所で見かける事ができます。

オバケの木
乗鞍高原の森の中にあるんですよ。
ありすのスタッフが見つけました。是非探してみて。


    ◆善五郎の滝(ぜんごろうのたき);標高1550m ・・・ありすより車で10分

県道から車で行く場合は、国民休暇村から「ふたりの小径」歩くと約35分、鈴蘭橋からは約10分、善五郎の滝駐車場からは約15分。

一の瀬園地内から遊歩道を歩いて行くと牛留池からは約30分ほどで滝見台に着きます。滝見台から眺めると、バックには乗鞍岳がそびえ、また、東に向いているので、天気の良い朝には虹が見られます。

また、見応えがあって一番見て頂きたいのは、実は冬なんです

昔、善五郎という釣り師がいて、ある日滝の下でイワナ釣りをしていたら、ググッと確かな手ごたえがあり引き上げようとすると、逆に引き込まれて滝壷に落ちてしまったそうな。びっくりした善五郎は竿を捨てたまま、岩の上にはいあがり一目散に村へ行って話したが、一向に信用されず、繰り返し話す善五郎にあきれて、この滝を「善五郎の滝」と呼ぶようになったとさ。

◆牛留池(うしどめいけ); ネイチャープラザ(第2駐車場)までありすより車で10分

ネイチャープラザからキャンプ場の方へ「口笛の小径」を登りきって徒歩で約45分。国民休暇村の駐車場からは徒歩でわずか5分ほど。

乗鞍岳が噴火した際にできた溶岩台地のくぼ地に水がたまった幻想的な雰囲気の池です。

お天気のいい午前中早めの風のない時は乗鞍のパノラマと池に映る逆さ乗鞍連峰を見る事ができます。残雪が見られる新緑の頃の眺めは特に美しいです。

池畔には乗鞍岳を望む小屋が建っていて100Mほどの池を一周する遊歩道もあり、氷河期の生き残りといわれる水草のミツガシワや水芭蕉などを眺めながら散策できます。又、この一帯は高山トンボの一種、ルリイロトンボ(7月〜8月)やモリアオガエル、サンショウウオなどの珍しい昆虫なども生息しています。

◆三本滝(さんぼんだき);標高1800m ・・・ありすより車で20分

レストハウスの駐車場にとめて、遊歩道「かもしかの径」を歩いて行くと吊り橋があり、鈴蘭方面へ下る道の分岐点に出ますが、三本滝へは左進みます。駐車場からは15分ほどで三本滝に着きます。その間、樹林の中の山道を歩きながら渓流など楽しめます。春先は雪解けで足元がぬかるので注意が必要です。

三本滝は、県の名勝と日本の滝百選の指定をうけてます。

三本滝は、クロイ沢、本沢、無名沢という3つの滝が合流する滝の総称です。

<無名沢>

<クロイ沢>
<本沢>

最初に姿をあらわす滝は三本滝の下流にある滝で、凄い水量で大迫力です。
その滝の上に吊り橋があり、渡って100mほどで三本滝に出ます。

3本ある滝の一番右の滝のすぐ下に出るのですが、滝の中に入る感覚の大迫力を楽しめます。
落石が滝の上からころがって来ると直撃コースなので恐怖感も凄いです。(本沢)

3本の真中の滝は少し離れた所をまっすぐ落ちる滝で、水量もあり滝つぼも大きそうでしたが、
岩場がけわしく、ちょっと近づけません。(クロイ沢)

3本の一番左の滝は水量が無く、3本滝の案内版がなければ見落としそうです。(無名沢)

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地理のおはなし
乗鞍岳は、いくつもの火山が次々と噴火し、現在のような形になった火山です。
北から南へ噴火活動が移り、爆発のたびに溶岩を流したり、火山灰を降らせたり。。
溶岩は流れながら冷えて固まり、広い溶岩の原をつくったりします。
位が原、桔梗が原などがそうです。
そして、溶岩流の末端部に出来たのが、番所大滝、善五郎の滝、三本滝です。

◆温泉「湯けむり館」

乳白色の肌にやさしい温泉。県下一の桶風呂での〜んびり

高血圧や糖尿病をはじめさまざまな効能をもってます。

●料金/大人720円、子供300円
●時間/9時30分〜21時(入館は20時まで
●定休日/火曜日(第3、又は第4)
●駐車場/100台
●рO263−93−2589

◆露天風呂「せせらぎの湯」

ずいぶん前からあったのですが、一時なくなりました。そして又復活したのです。

入浴無料の温泉、男女別に脱衣場と露天風呂があります。
  あまり知られていないのでちょっと秘湯ムードが味わえます。
  洗い場等はありませんのでご了承下さい。

  コロナ連絡所前バス停付近をよ〜く探して下さい、看板があります。

●料金/無料(寸志)
●時間/24時間入れますが、夜9時か10時には電気が消えます。懐中電灯持参で入ってネ。
●駐車場/なし


◆番所大滝(ばんどころおおたき);

標高1240m ・・・ありすより車で5分

番所のガソリンスタンドから松本方面にすこ〜しだけ下った所にあり、
落差40m、幅15mに及ぶその滝は、乗鞍高原では最大規模のものです。
県道から遊歩道・・というより、急勾配のなが〜い階段をおりると途中、
滝の音が聞こえ突然迫ってくるその景観が見事です。
また、滝をみわたす高台まで水しぶきがあがる豪快さも
オォ〜ッというかんじです。
新緑と、紅葉の頃がすばらしいです。
意外と知られてないのが寒くて見向きもしない、この大滝が凍結する頃・・お見事です!

<98年7月10日、みやチャン撮影>

≪千間淵(せんげんぶち)遊歩道≫

今まで大滝の下流をめぐる遊歩道はありましたが、2001年5月G,Wにあわせて、上流の千間淵に沿って大滝を上流から見下ろせる形の遊歩道ができました。小大野川を延長160Mの木橋を渡ります。落差約5mの小滝、水芭蕉、イチヤクソウ、イワカガミの群生地もあり、渓谷美や紅葉が楽しめるコースです。


千間淵の伝説