11月21日(水)  

高松→瀬戸大橋→岡山自動車道→米子自動車道→山陽自動車道→宍道→出雲大社→R9→温泉津温泉、泊

ホテルを出て瀬戸大橋で本州へ渡りました。四国⇔本州を結ぶ橋はこれで全部制覇。途中、米子自動車道から見た、雪をかぶった大山はとってもきれいでした。久しぶりに雄大な山を見てホッとしました。高速を下りても宍道までバイパスができていたのでスムーズに行けました。宍道から目指すは出雲大社。所々気温は22度…信じられない暖かさ。

<JR出雲市駅>

出雲大社へ行く前に出雲市駅へ寄ってお薦めのお蕎麦屋さんを紹介してもらいました。もちろん手打ち処。
出雲といえば「割子そば」ですから。
割子そばは食べ方に特徴があって、そばつゆの中にお蕎麦を入れず、その逆…朱塗りの割子に入れ、ネギ、のり、削りがつお、大根おろしなどの薬味をのせ、その上にだしを注いで食べるのが割子そば。そして本来は「ワリコ」じゃなくて「ワリゴ」が正しいとか。

<割子そば・700円>


肝心のお蕎麦ですが、蕎麦自体は意外にも濃いお蕎麦だったので、とっても私好みで嬉しかったのですが、のどごし、なめらかさの点と麺がちょっと太めだったので、私としては信州のお蕎麦の方が圧勝でした。でも美味しかったですよ。
紹介して頂いたお蕎麦屋さんは駅近くの献上そば「羽根屋」さんです。なぜ「献上そば」かというと、このお店は天皇家にそばを献上したことがある有名店で、地元では献上そばの名で通っているんだそうです。

そう、今度は寺社風建築”大社造り”の旧大社駅に行ってみたいです。大社駅は大社線廃線後も大社町によって大切に保存されているそうで、文化歴史遺産に指定されているとか。

念願の出雲大社


念願?…大社町にある出雲大社の分社「出雲大社相模分祠」が神奈川県秦野市にあります。こちらは小さな小さなお社です。実はオーナーと私はそこで「出雲のおおやしろ〜」と誓詞(ちかいのことば)を奉読して、玉串拝礼(二拝四拍手一礼)をし、誓盃の儀(夫婦むすびの盃)を行い、皆に見送られそこからバイクで新婚旅行ツーリングへと旅立ったのでした。だからいつの日かホンモノの出雲大社に行って見たかったのです。

時間は3時頃、出雲大社を参拝する前に今日の宿を決めなきゃ。
家を出発する前にチェックして絶対に行ってみたかった所、温泉津温泉(ゆのつおんせん)
当日3時頃一人の私を快く受けて下さった宿は「輝雲荘」
今日の宿も決って一安心したところで出雲大社の鳥居をくぐります。
初めて訪れた出雲大社は何もかもが大きくて、ふる里へ帰ってきたような気持ちになり、青空の下、広い広い境内を歩く私を優しく包んでくれました。参拝者も夕方だったせいかまばらで私としてはのんびりできました。
お守りも4つ買いました。中学生だった3年間、実家近くの寒川神社でオレンジの袴をはいて巫女さんのアルバイトをしていた事を思い出しました。お守りを買っていかれる参拝者の人達に「よくお参りでございました」と私も言ったものです。懐かしい思い出です。

出雲大社から温泉津温泉までは確か、、、1時間くらいだったように記憶してます。

もうこの頃になると、メーターが切れてガス欠を心配する事にも案外慣れてきて、1日にコックを外してタンクの中を覗く回数も大部減りました。ただ、何日経っても慣れず、一番困ったのは1日の走行距離がわからないって事。今までは1日に走った距離で「今日はもうこの辺で泊まろう」とか「疲れたけど距離はそんなに走ってないからもう少し走ろう」とか、いろんな事の判断材料にしてたけど、1日の走行距離がわからないって自分が疲れてるのかそうでないのか、とか今日は走りすぎ、又はその逆、とかわからないので、なんだかスッキリしないというか、サッパリしないというか、不完全燃焼のような、変な感じです。

温泉津(ゆのつ)温泉
温泉津町は小さな港町。「温泉のある港(津)」=温泉津と書いて「ゆのつ」。
今回のツーリングで一番良かった温泉地でした。レトロな雰囲気、コジンマリとしてひなびた温泉地、家庭的な宿。外湯めぐりで出会って話しが弾んだ地元のオバチャン。城崎温泉みたいな温泉街もいいけど、温泉津温泉いいですよ〜。派手さはまるでなく、夜、遊び歩く所もないけど、あのひなびた感じが心癒されます。

旅の宿「輝雲荘」はとっても家庭的な宿でした。
当日予約の私の部屋はナント!離れだったのです。ひとり占めして贅沢な気分(^^)
2食共、部屋食でした(ナイスッ!) 夕食も朝食も満足満足でお腹一杯に。
料金は1泊2食付きで8,000円(サービス料込み、消費税・入湯税別)。この料金でこのお部屋とお料理は大満足です。和食ってお料理の値段が高くてどんなに凝っていても、冷めていたり固くなっていたり乾いていたりと、素っ気ない料理が意外に多いと思う中で、手作りのあったかさを感じました。輝雲荘のお風呂は二つ、「たぬき湯」と「檜の湯」です。温泉津の温泉を引いているのがたぬき湯、のようです。


<檜の湯>


<湯は翌朝男女交代に>


<夕食>


<朝食>

そう!そう!屋根付の車庫にバイクを停めさせてもらいました。温泉津の温泉街は細〜い路地の両脇に宿が並んでいて、路地をバイクで走る事すら申し訳ないくらいにドカの音はすごくて…エンジンを思わず切ってしまった程です。
車庫にバイクを入れようとしたら既に一台のバイクが置いてありました。カバーがかかっていて、ちょっとカバーをめくりあげちゃった^^; 地元ナンバーでした。あとで仲居さんに聞いたら「ココの若旦那のバイクですよ」って。

宿のお風呂と夕食を頂いたあと、外湯へブラブラ。
温泉津には二つの源泉があります。元湯薬師湯です。共に昔ながらの番台つきの銭湯です。小さい頃毎日通っていた銭湯を思い出します。そしてもう一つ懐かしく思ったのは「洗髪しますか?」って聞かれた事。昔の銭湯は髪を洗う場合は別料金を払ったんですよね。何十円って感じでしたけど。
温泉津の外湯入浴料は1人200円午前5時〜午後9時まで無休です。


<元湯>


<薬師湯>


<薬師湯>

<元湯>
千三百年
の古〜い歴史を持つ温泉で、最初に発見したのはタヌキだとか。けがをして湯につかり、傷をいやしている姿を旅の僧が見つけて、地元の人たちが利用し始めたと言われています。元湯の軒先には、ハスの花から顔をのぞかせるタヌキの彫り物が座ってます(^^)

アルカリ金属を多量に含む食塩泉で、原爆症に効くと学会でも発表され、その年から10年間で約730人の被爆者が訪れてるそうです。地元のオバチャンと話しが弾んだ為に、残念ながら写真は撮れませんでした。浴室の床は温泉の成分で赤茶に変色していて(ありすのお風呂みたい)、湯舟には温度計が付いています。「熱い湯 46度」「ぬるい湯 42度」と。ぬるいといっても私には充分すぎる程熱かったです。そんなだから「熱い湯」には最後まで入らずでした。それなのに地元のオバチャンは普通に入るからオドロキです。「10回以上浴びせ湯をしないとダメだよ。慣れてきても長湯はしちゃいけない。ちょこちょこ体を冷やして」との事。浴びせ湯どころか手も入れられないほどの私。文章は覚えてないけど、なるほど確かに「つかるのは1〜2分程度に…」っていうような注意書きがありました。熱い湯とぬるい湯の浴槽は二つ並んでいて、下の方の大きな穴で繋がっています。だからぬるい湯に入っていても熱ーい湯が下から流れてきて、更に結構熱く感じます。

私は湯につかってる時間よりオバチャンと話してる時間の方が断然長く、それは脱衣所でも、のぼせ気味の私が扇風機の前でどっしり座っている間に、オバチャン達は何人来て何人帰って行った事でしょう(笑) 次から次へと私に声をかけていってくれたオバチャン達は、もちろん元湯の常連さんのようで、一般用の脱衣棚の他に常連さん用の部屋?置き場があって入浴道具が置きっぱなしにされてました。

<薬師湯>
浴室内には楕円形の湯舟がひとつ。明治5年の浜田地震で湧いた温泉で、それに因んでか湯口ナマズの形をしています。肝心のお湯は元湯よりちょっと色が薄い感じで、湯の温度も低めでした。ココでも地元のオバチャンに会って「飲んでごらん」と。ナマズの湯口から飲んだ温泉は海水とまではいかなくても、すごくしょっぱかったです。オバチャン曰く「あっちのお湯よりこっちの方がいいよ」と。それぞれにそれぞれの常連さんがいるんだなぁって思いました。やはりココにも常連さん用の棚有り。

各宿の温泉はこの薬師湯の湯からいってるようです。
私が行った時には昔の映画館を思わせるような外観の壁には「薬師湯」となってましたが、よく見るといろんな湯の名前が所々に残されてました。どうやら明治五年に温泉が湧き出して以来、いろんな名前が付けられたようです。浜田地震の時に湧き出したことから「震湯」とか「鯰(なまず)の湯」。最近では「藤の湯」

温泉街では観光客の人はほとんど見かけず、元湯も薬師湯も私以外は地元のオバチャンだけ。私としては嬉しかったです。居心地がよくて、温泉津の印象をとっても良くしてくれましたから。又絶対に行きたい温泉です。


11月22日(木)  

温泉津温泉→R9→松江→R431→境港市→水木しげるロード→島根半島→松江市→R9→宍道→R54・R314→出雲湯村温泉、泊

<やきものの里>

温泉津町はやきものの里でもあるそうです。
宿をチェックアウトして温泉街から近い「巨大なのぼり窯」を見て、その足できのうの道程を逆戻り。松江まで。
途中、日本三大美人の湯で知られる「湯の川温泉」へ立ち寄ってみようと、でも何やら工事中につき通行止めになっていて、よくわからず。
あきらめて再びR9に出ます。

松江に行ったら食べたいものがありました。
宍道名物の「しじみ」を使った「しじみラーメン」を食べられる所が
あるらしく、けど探して結局見つからず、あきらめて^^;
海鮮ものが美味しいらしい市内のお店で昼食となりました。
豪華絢爛→

<海鮮うまいもんや・京らぎ>

お腹一杯になったあとは「水木しげるロード」なる所へ。


<ゲゲゲの太郎>


<ねずみ男>


<鬼太郎の巨大下駄>

別に風情があるわけでもな、私が行った時は閑散としていてパッとしてなかったけど、昔テレビで見た「ゲゲゲの鬼太郎」はやっぱり懐かしく(好きだったのは目玉のオヤジ)、なぜかハマってしまい、のんびり歩いてお土産を沢山買ってしまいました(笑) Tシャツ2枚、ぬりかべ〜の手提げ袋、目玉のオヤジ鬼太郎ねずみ男のバッチ、ねずみ男のファスナーピン?3つ。

ロードの両側歩道には90?100?近い妖怪達が随所にいて目を楽しませてくれました。ロードの端から端まで歩くと1km近くあるのでしょうか、結構あるものだと感じました。ロードの商店街には鬼太郎グッズショッププリクラ鬼太郎茶屋鬼太郎焼き(大判焼)、鬼太郎・目玉のおやじ・ネズミ男・一反木綿・砂かけ婆などを型どったパンなども売られています。「妖怪ポスト」もあって、そのポストに投函すると配達されたハガキには、妖怪スタンプの風景印?が押されるそうです。

今日の泊まりは何処にしようかなぁ〜と散々迷った末、出雲湯村温泉に。もう既に3時半は過ぎていたと思います。湯村温泉に行くには又、松江、更に宍道まで戻ります。なぜかこの辺りを行ったり来たりしている私です。さっきの道を戻るには抵抗があるし、時間はかかるかも、と思いながらも島根半島の海岸線を走る事にしました。クネクネ道有り、わかりにくい分岐点有りで迷ったりした所もありましたが、所々海も見えたし、思ったより走りにくくなかったし良かったかな。それに松江までも心配してた程時間はかかりませんでした。

出雲湯村温泉


出雲湯村温泉は出雲風土記の時代から沸きつづけている温泉とか。
又、神話の国ならではの名所が周辺には沢山あるらしいです。

宿は川を挟んで「湯乃上館」「国民宿舎清嵐荘」の2軒のみ。
本当は昔からの湯乃上館に泊まりたかったけど改装中で休館でした。
清嵐荘の外観、館内はまさしく昔からの国民宿舎といった感じで古かったけど、
お風呂はつい最近改装したようで、お風呂へ通じる棟からいきなり旅館の
雰囲気になり、きれいでナイスでした。


<お風呂までの通路>

<内湯>


肝心のお湯は無色透明無臭サラサラ状態。源泉の温度は43度。でもココまでくる間に40度きってるかなぁって感じです。かなりぬるく感じました。更に写真の内湯の扉越しに露天風呂があって、入ってみたら温水プール並みの温度で、湯口から出る湯を体にあてていないと寒くて寒くてつかってられませんでした(泣)

<夕食>

源泉のままで温めてないんでしょうね、きっと。それでも内湯には宿泊中3回も入ってしまいました。ぬるめだったのでかえって私はゆーっくりずーっと入ってられたのかも。おまけに朝風呂まで(笑)いつもの私だったら温泉場に行って何回もお風呂に入ったり、なんて滅多にしないのにどうした事でしょう。あっ!でも露天風呂はさすがに寒すぎてやっぱり入れませんでした。