さぬきうどん & 山陰・山陽ツーリング/ママ


<大山>

(2001. 11. 18〜11. 26 / 8泊9日)
走行距離  ?  km

初日に走行中、メーターケーブルが切れてしまって
何キロスピードが出てるかはもちろん、走行距離がわからず
今回は距離の記録がありません
予想だと全行程で3000Km弱といったところでしょうか。


11月19日(月)  

ありす発→せせらぎ街道→東海北陸自動車道・郡上八幡I .C→中国自動車道・西宮北I .C→有馬温泉、泊

家からせせらぎ街道を抜けるまで、0度2度5度の表示。平湯までがやっぱり一番寒くて周りの景色も真っ白。凍結も・・所々白くテカテカ光ってました。11月入ってから出発前日まで、なぜか根雪になる12月の寒さが続き、出発したくてもできないでいました。このまま冬に突入してしまうのだろうか、と毎日ヒヤヒヤしながら・・けど、ようやくこの寒さもゆるむ、という天気予報を見て、そして又今年もうどん仙人南海部品高松店の社長さん)にさぬきうどん巡りをお願いしている関係で、急遽19日に決行、そして前日に出発を決めたのでした。

午前10時頃出発、コースはいつもと同じ。郡上八幡に近づく頃は気温も15度ととっても暖かったです。
名神高速の養老S.Aで休憩し、出発してまもなくスピードメータ−が動かなくなってしまいました。タコメーターだけは動いたので、スピードはだいたいわかるにしても、走った距離がわからないから、タンクの中の燃料が心配で心配で・・ガス欠に注意しなくては。

うどん仙人の榊原さんと会う約束をしたのが20日の火曜日。今日高松まで行ってしまうと行き過ぎなので有馬温泉に泊まる事にしました。有馬温泉は外湯巡りというものがないようです。1ヶ所「銀の湯」があるけど、有馬特有の赤茶の湯ではないらしいです。有馬温泉はありすの温泉と同じ感じでした。鉄分が多く含まれていて、温泉の口から出るお湯は透明だけど、空気に触れると茶色くなる湯

有馬温泉の宿は何処もみんな高く、案内所で聞いても一人では到底受けてくれそうになく、結局ビジネスホテルで素泊まりです。
それでも高かったですけど(泣)。。。けど温泉付きのビジホでした。
有馬温泉には夕方の4時頃に着いたので、ホテルに着いてから、
温泉街を夜10時頃までフラフラ。
ロープウェイに乗りたかったけど、最終がちょうど行ってしまったすぐあとでした。残念。
いつの日か六甲の夜景を見たいなぁ。夕食は温泉街にある鶏料理専門店。

<有馬温泉街>

11月20日(火)  

有馬温泉→(神戸淡路鳴門自動車道)→明石海峡→鳴門北I.C→鳴門海峡→R11→高松市、泊

<明石海峡大橋>
明石海峡を渡る時はやっぱり感動ものです。風が強い日は別ですけど。
でも風のない時でも
「この先○○メートル二輪転倒注意」の看板通り、路面・・・というより、全面アスファルトではなく側溝の上を走ってるようなものなので恐いし走りにくいです。無風状態の時に走っても緊張します。
スピード出さずに景色を楽しみましょうって事ですね(^^)

<大鳴門大橋>

大鳴門橋にさしかかろうとした時、橋の下の水面が動いてました。
渦でした。
以前、ネットで「潮見表」というのを見た事がありました。
帰宅後、確認したら、私が見た時は「中潮時」で、丁度うず潮の見頃の時間帯だったのです。
渦だっ!と思い、すぐに高速を下りて渦が見える公園へ急ぎました。
←その時の写真です、見えるでしょうか→
次回は是非、大潮時を見てみたいものです。




鳴門大橋をあとに下道で一路「南海部品高松店」のうどん仙人のもとへ。
予定通り午前11時過ぎに到着。駐車場には私服姿の一色さんがバイクと共に待っていてくれました。今日はお休みらしく、その貴重なお休みの日、「うどんツーリング」にお付き合い頂けるとの事。うどん仙人と3人で出発です。一色さんは南海部品の社員さんで一度ありすのお客様としていらっしゃった、その時が初対面。お会いするのは今回で4度目?かな。

さてココからしばらくはさぬきうどんのレポートです。
今年は写真も取れたし、様子もだいたいわかってきたし、昨年よりも少しは余裕が出てきたのでレポート長めです。
でもまだまだ修行が足りないので毎年精進していきたいと思ってます(笑)

<谷川>
<青唐辛子の佃煮風>

ある筋の情報により、密かに内心行きたいと思っていた「谷川」
偶然案内して頂き、食べたかった「青唐辛子の佃煮風」入りのうどんに出会えた時は感動でした。
この日のトッピングはねぎ・しょうゆ・青とうがらしのつくだ煮風、もちろんセルフサービス。青唐辛子の佃煮風は長野県でいう「からコショウ」のようでした。そういえば私が食べたのは「ぬくい」だったか「冷たい」だったか…あれっ?どっちだったっけかな〜多分「ぬくい」

信州では俗にいう塩、コショウのコショウをはじめ、ピーマン・唐辛子・ししとう、などなどそれらも「コショウ」と表されてます。信州の「からコショウ」はものすごーく辛くて頭がかゆくなる、そんな辛さです。それを佃煮にしたようなものをトッピングするのが「谷川」の特徴のようです。「からコショウ」よりも辛くなくて、うどんと妙にマッチしてました。美味しかったです。そう、そう、営業時間はお昼の2時間しかやってないようです。到着した時にはそれらしいお店は見当たらなないのに、通りには車がなぜか沢山駐車されていました。バイクを橋の上に停めて見渡してみると、やっぱりそれらしいお店はなく…だって看板がないんですもの。うどん屋さんは橋の横の急坂を下りた川べりにポツンとありました。お店の中を入ってはじめてもしかしてココはうどん屋さん?疑います(笑…だって店内見てもまだ確信できないのですから) あぁでも今まで案内して頂いたうどん屋さんって、そういうのがほとんどでしたけど。

次は昨年案内して頂いた中で、私の一番のお気に入りだった飯山の<中村>
中村は<谷川>よりもわかりづらい気がします。もちろん看板はナシで、お店(駐車場)への進入口が幅2Mくらいしかないし。その進入口に行くまでの道もかなり細いです。

<飯山の中村うどん>

<冷たい醤油>

<釜揚げの醤油>

<釜玉>

食べたのは3玉。その内容ですが、、昨年は何もかも衝撃的な初体験でオロオロしてしまい、加えてあまりの美味しさに写真を撮る事すらすっかり忘れてしまいました。今年は何とか写真は撮れたものの、結局一色さんと一緒にオロオロ^^; なぜオロオロかと言うと…うどん仙人はうどんのバリエーションを説明というか、いろいろ話して下さったのですが今ひとつピンと来ず、何度も説明してもらったりで…うどん仙人ごめんなさい、です。
でも中村の店内に入ってどう行動すべきかは昨年でちゃんと把握できてるので今年はそれに関してはオロオロしなくてすみました(笑)

店内に入ったら左手の棚にある丼を一つ手に持ち、冷たいうどんがいいなら棚の下当たりにあるセイロからうどんの玉を取り、釜揚げがいいなら、その左手奥の大釜の前で並んで待ちます。奥さんに大か小かを申告すれば取り分けてくれます。丼にうどんが入ったら、配膳台の上にあるまな板に乗っかってるネギを包丁で切り、ショウガをおろして、大根おろして、七味…これらはもちろんセルフサービスで自由に入れられる薬味。他に有料トッピングとして天ぷらがあるけど余計なものはいらないです私は。ネギショウガそして醤油(俗に言われてる色の濃い醤油ではなく生醤油みたいに色は薄いけど塩っ辛いものです)それだけでいいです(^^)v 私は「かけ」より「しょうゆ」の方が断然好きです。だから写真を見ても「つゆ」がないでしょ〜。 かけがいい人は店内にあるタンク(5Lとか7Lとか、よくスーパーで売ってる飲物を入れるタンク)から蛇口をひねって?じゃなく、ボタンを押してつゆを丼に注ぎます。

釜玉(カルボナーラ)を食べたければ、うどんを入れる前にドンブリにあらかじめ生玉子を割ってよ〜くマゼマゼしておきます。それから釜の前でうどんが出来上がるのを待って、奥さんにうどんを入れてもらったら更にマゼマゼします。生卵が釜揚げされたアツアツのうどんで固まりもせず、生でもなく、トロ〜っと程好い状態でからみます。そこへ薬味と生醤油を入れて頂きます(写真一番右)。絶品です。

○○のうどんが美味しいと思うのは人それぞれ好みの問題ですから、あくまでも私の好みですけど、今回も中村のうどんが一番でした。なぜ好きかっていうと、細めの麺でやわらかく、でももっちりというか、しっかりした麺…そう!のどごしが素晴らしくいいんです。

お蕎麦もそうですけど「コシ」を硬さに求めてしまう人って意外に多いけど、それはちょっと違うかなっていうのが私の考えです。「コシ」イコール「硬さ」とは思えないというか。硬けりゃいいっていうものでもなく、ガムやゴムのような弾力とも違うし。。。って、なぜか熱く語ってしまいました(^^ゞ
この美味しさは理屈抜きで食べたいですね。毎年味わいに走りに行きたい、そう思わせる美味しさです。

あっ!中村の精算方法ですが、私はうどん仙人にご馳走になってしまうので(感謝m(__)m)、実際に自分が払った事はないのですが自己申告のようです。ご主人か奥さんに自分が食べた分を申告して手下げのような金庫ようなものにお金を入れる、ようです。

さてうどんツーリングも終わり、うどん仙人はまだお仕事もあるので、取り敢えず南海部品に戻ります。うどんツーリングが終了したら、その日の内に瀬戸大橋から本州へ渡ろうかと思ってたのですが、ありすのお客様でもある高松のライダーさん達がどうやら私の歓迎会を夜して下さるとの事で、お言葉に甘えてその日は高松市内のホテルに泊まる事にしました。それまで時間も空いたので、一色さんと再び2〜3時間ばかり一緒に走りに行きました。案内して頂いたところは小高い山の峠道、かつ、海も見えるコースです。山の名前は忘れてしまいました^^; 帰りはコンビニの駐車場で休憩、再び南海部品へ戻りました。

うどん仙人に高松市内のホテルを探して頂いて、一色さんにホテルまで案内してもらい取り敢えずチェックインです。「高松国際ホテル」でした。温泉付きの安いビジネスホテルのシングルは一杯で、、って、うどん仙人はおっしゃってたけど、紹介して頂いた高松国際ホテルは今まで泊まったホテルの中で「このお値段でこのサービス」一番極上でした(^^v 施設・設備はもちろんですがホテルのサービス・対応は素晴らしいものでした。汚いブーツとツナギ姿の私には場違いかと思わせる程です。部屋まで案内して頂き全くもって至れり尽くせりでした。それでいて約5,500円!大満足でした。

大満足といえば。。。夜の歓迎会。林さん、吉田さん、一色さん、そしてうどん仙人、ありがとうございました。生まれて初めてホンモノの明石焼きを食べる事ができたし、居酒屋さんでいろんな料理も頂けてホントに嬉しかったです。それにナント言っても皆さんと久しぶりに再会できて、とってもとっても愉快で楽しい時間を過ごせた事、本当に感謝してます。皆さんありがとうございました。高松の夜は私にとっては、とってもあったかかったです。皆さんと過ごした時間はもちろんですけど、気候が11月の末とは思えない程…松本の晩夏の夜みたいな感じでした。ぽわ〜んと生ぬるい感じです。南国なんだなぁって実感しました。