11月25日(土) 走行距離201km 時々

龍神温泉ロッジ(国民宿舎)→R371→R29→奇絶峡→白浜海岸→円月島→千畳敷→とれとれ市場→和歌山マリーナシティ→和歌山→(フェリー)→徳島→徳島の健康センター泊

国民宿舎を出発しようとバイクに荷物を積んでいたらライダー男の子2人が話しかけてきてくれました。見たことがないと言って私のF3を不思議そうに見ていました。30分程立ち話をして出発。R371とR29で海岸線に。R29の途中に「奇絶峡」という名所?の案内標識を発見。道路沿いだったので、どんなにすごい所かと期待してバイクをちょっと停めて見物。写真を撮る事もなく白浜へ急ぎましょ!

10:30am白浜海岸

<円月島>

円月島ってあれっ?白浜周遊道路をたどると見えてくる円月島。島の真ん中が円形の海食洞が開いていることから円月島と言われるそうです。
年に数回この海食洞に夕日が重なり、落陽を飲み込む瞬間が見られる場合があるそうです。見てみたいなぁ。


千畳敷
名前の通り、千の畳を敷き詰めたような景観。瀬戸崎の先端から太平洋に向けて張り出した大岩盤で岩板が折り重なるように落ちていく姿が見られます。ただ、、、白い柔らかい砂岩でできているので、記念に文字を掘ってあるのをあちこちで見かけます。なんとも残念な悲しい気持ちになりました。それとスピーカーから流れるジャズの音楽。岩の上に座って暫らくそこにいたかったけど落書きと音楽に幻滅してすぐに退散しました。

今回初めて携帯電話というものを持ってツーリングにでかけました。メールの機能は便利ですね。「ありすメーリングリスト」のメンバーの方々には家を出発した途端、いろんなメッセージを沢山頂きました。旅先でのメールはいつにも増して嬉しいものです。そして私が今○○にいるって書き込むと各地の情報をすぐに寄せて下さって、とってもありがたかったです。皆さん本当にありがとうm(__)m

白浜近くのとれとれ市場のお寿司と海南市の和歌山マリーナシティの海鮮丼コーナーがお薦めと、やはりメンバーの方が教えて下さって、食いしん坊の私は迷わず行きました。美味しかったですぅ〜とれとれ市場のお寿司。お皿に沢山取って食べちゃいました。マリーナシティはとっても混んでました。海鮮丼コーナーでいくらとウニがのった、う〜ん名前忘れちゃったけど、それを買って一人岸壁に座って海を見ながら食べました。

和歌山⇔徳島のフェリーに乗る為、時間を調べたら「あらっ!和歌山ラーメンを食べてる時間がない!」になり、今回は断念してフェリーに乗りました。フェリーの中で話し好きの元ライダーのオジサンと仲良くなって、なんとトラックの運転手さん専用の部屋に招かれて更にお話し(^^ゞ
初めてトラックの運転手さん専用のお部屋に入りましたが、ベッド有り、テーブル有り、畳有り、部屋は広々すごい優雅です。お話しもちょっと切りのいい所で私はおいとまさせて頂き、一般のスペースへ。でももう座る所もなくギュウギュウ。仕方ないので甲板のベンチに座って(これがまたさぶかったですけど)海を見ながらいつの間にか寝ちゃってました。どこでも寝れる(^^ゞ

徳島に着いたのは夕方。徳島の健康センターを見つけて本日はそこにお泊まり。
夕食は健康センター前のうどん屋さん。徳島名物のたらいうどんを食べました。美味しかったです。けど私の今回の目的?は讃岐うどんでーす。

11月26日(日) 走行距離371km 

徳島の健康センター→R192→池田町→R32→南国市→黒潮ライン→横浪スカイライン→中土佐→黒潮本陣→R56→R321(サニーロード)→土佐清水市→竜串→土佐清水市→足摺スカイライン→国民宿舎「足摺テルメ」泊

黒潮ラインから横浪スカイラインは日がどんどん暮れて、ライダーズイン中土佐までは真っ暗、しかも大雨。それが去年の今頃。でも一番印象的だったルート。雨だったけど横浪スカイラインに感動して、晴れた日に絶対走りたいってずっと思ってました。一年後、念願かなって快晴の日にこうして高知を走る事ができました。横浪スカイラインは山も海も楽しめます。山を上がっていくと急に眼下に広がる真っ青な海。そんな景色がコーナーごとに視界に入ってきて何ともいえない感動。でもなぜか感動の横浪スカイラインの写真はこのページのトップにある写真一枚だけでした。でもその分今年は青空の下、じっくり景色も道も楽しみながら走ってきました。ちなみに横浪スカイラインを走るのは宇佐から須崎方面へ向かう方が海側を走れて絶対にお薦め!

「海上レストラン」

横浪スカイラインを宇佐から入った出口、湾内の波間に浮かぶ海上レストラン
恐る恐る船?の中に入りお昼はココに。レストランの中は意外と広かったです。お座敷でテーブルにはガスコンロが置かれ、まず貝雑炊の玉子入りを注文しました。味噌仕立てでアサリや人参、ニラなどの野菜が入っていてアサリの風味が出て美味しかったです。400円也。でも足りず、というよりも私の後ろの席のカップルが焼いている貝などがさっきから気になり、

メニューを見て「これだな」と確信。「海賊焼き」を追加注文しました。アサリ、ハマグリ、カキなどの貝類を一人で黙々と網で焼いて食べました。新鮮だからあまり焼かずとも、プリプリしていて美味しかったです。本日の昼食計2050円也、ちょっと奮発、かなり奮発!

「黒潮本陣」

去年は寄りたくても寄れなかった黒潮本陣。今年こそはかつおのたたきを食べなきゃと。そしてちょうど私が行った時はかつおのたたきが切れてしまっていて、でもよく考えたらラッキーでした。時間は多少かかったけど目の前で豪快なワラ焼きを見る事ができ、できたてのかつおのたたきを食べる事ができたのです。


中も外もテーブルは沢山の人でした。私は一人だったので、たたきのお皿を持って海が見えるコンクリート塀に座って海を見ながら優雅に食べたのでした。500円也。これまた贅沢な気分。そんな私の心を察してか(?)「ココは特等席だなぁ」って次ぎから次へとオバチャンやオジチャンが私の横に来て声をかけていきました。仕舞いには「お願いだから私をほっといて」って言いたくなるほど(^^ゞ

おやつの(笑)かつおのたたきを食べた後は竜串海岸までまっしぐらです。R321のサニーロードは海岸美を満喫できる快適コースです。去年はきれいな夕暮れ時に走りました。

竜串に着いたのは夕方、陽が沈む頃でした。竜串海岸を見たいと思い歩こうと海の方に向かって行くと、もう既に薄暗いのと道という道はついていない遊歩道らしきところまで波が押し寄せてきて、人っ子一人いないし結局恐くて歩けませんでした。又明日来ようと思いなおして夕暮れ時、取り敢えず近くの道の駅「めじかの里土佐清水」へ行きました。が!店を片付けていたオジサン一人だけが残っているだけで道の駅は既に閉店(泣)
でもそこでそのオジサンとちょっと立ち話し。もう辺りは陽も沈んで暗くなっているというのに宿も決らず、でも意外にあせってない私。そのオジサンはオジサンというよりも物静かにお話しされるとっても紳士的なおじ様といった感じでした。そのおじ様に竜串にも民宿は沢山あるし、10分程走ればビジネスホテルもあるけど、バイクで20〜30分も走れば設備も温泉もいい「足摺テルメ」という所があるから行ってみるといいよと薦められました。
美味しいと薦められては直行し、いいよと言われた所へも即従う、いつも行き当たりばったりの性格、行動。おじ様に「又明日ココに寄らせて頂きます」とお礼を言って、足摺へ向かいました。

サニーロードは既に真っ暗で、暗い海を横目に一人で走るのは恐かったです。そして去年走った足摺岬までの道が頭に浮かびます。あの道を暗い山の中一人で走るのはさすがにちょっとイヤだったかなぁ。。。思わずスピードを出しちゃいました。そしたら一台のバイクに追いつきホッとしてたら国民宿舎「足摺テルメ」に到着です。駐車場に入り建物を見て思わず「いくらするんだろう」って不安になってしまったくらい、近代的な建物でとってもきれいでした。でもあのおじ様の「一人で泊まったけど8000円くらいだったと思うよ」の言葉を思い出し、大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせて(?)玄関を入るとその心配は更に増すほど館内は素晴らしかったです。恐る恐るフロントへ「急に一人で申し訳ないんですけど今日泊まれますか?」と聞くと、優しい若いお兄さんは「シングルのお部屋はもう空きがないので8帖の和室のお部屋で宜しければお泊りになれます」とすまなそうに。料金は〜と聞くとそのお兄さんは安くする為に、素泊まりにすれば部屋食ではなくなるからサービス料もいらないし、夕食もレストランで別にオーダーすれば安くすみます。と一番安く泊まれる方法を丁寧に教えてくれました。とってもありがたく嬉しかったです。同じ宿業として見習う所多いに有りでした。結局消費税込みで一万円とほんのちょっと、でした。私一人ですごい贅沢な宿と部屋と温泉。たまにはいっか(^.^)
レストランの夕食はなんとかセットのようなものを注文し、かつお釜飯、かつおのたたき、うどん、魚の酢漬け、お新香、鶏のから揚げ・・・すっごいボリュームで1300円也。お腹一杯になりすぎて気持ち悪くなる寸前(^^ゞ でももっちろんぜ〜んぶたいらげてしまいました。今日一日贅沢な食事でなんか太った気がするぅ。

11月27日(月) 走行距離246km 

国民宿舎「足摺テルメ」→足摺スカイライン→土佐清水市→R321(サニーロード)→道の駅「めじかの里土佐清水」→竜串海岸→見残し海岸→R321→R43→大堂海岸→宿毛市→R56→松山市→道後温泉、泊

道の駅「めじかの里土佐清水」に寄って昨日の夕方お話ししたオジサンに一言お礼を。きょうは竜串海岸をゆっくり観光して下道で松山へ行こうと決めました。
昨夜の天気予報では気温が5度〜10度下がると言っていたから、ババシャツならぬババズボン?をはいて厚着をして出発。けどお天気最高のせいか暑かったです。
見残し海岸




見残し海岸へ行くにはグラスボートで行くしかないとの事で、せっかくここまで来たし時間も気にする事ないし、乗ることに。ボートに乗ってる時間は行き帰り約10分ずつ。途中、見残しで下船して遊歩道を歩きます。
遊歩道と言っても誰もいないし、道なんて立派なものではなく、、、恐かったけど行ってよかったです。
岩場の自分の足元を見ると幅50〜60cmのデコボコしたところを、右側はすぐ海で波しぶきがかかります。足を一歩踏み外せば海へ転落、岩場にはいつくばって登るところ有り、スリル満点!すぎましたっ。それぞれの岩には名前がついていて、一応一周して再びボート乗場へ。とにかく人っこ一人いません。

ボートにまで乗って・・・でも乗ってよかったです。
外で風にあたりながら景色を見て、と思ってボートの椅子に座っていたら「ボートの中へ入って魚をみてごらん」と言われてボートの中へ。中は透明のガラスのようなプラスチックのようなものが船の中央部にあってそこから海の底が見えるのです。私は生まれて初めてこれから海中公園を見るのです。私の住んでいる所は中部山岳国立公園です。対し竜串は足摺宇和海国立公園。

ボートが動き出し2ヶ所ほど停まってじっくり見せてくれました。透き通る海、魚、サンゴ礁、初めて見た海中国立公園は感動でした。

竜串をあとに松山に向かいます。去年と同じルートを通ると、あっあそこだ、あれがあった、あそこで道を尋ねた、などと思い出す所も多い。それにしても家を出てからずっといいお天気で、しかも暖かい。F3に積んである荷はほとんど今まで使わず、です。荷の中身は80%帰りの寒さ予防の為のものなのです。でも無駄になったとしてもできれば最後まで使いたくないかな・・・。
きょうは道後温泉泊です。 去年はF3のライトが故障して夜走れなくなり、おまけに寒波が来てると天気予報で聞いてすっとんで帰ったから道後温泉まで来る事ができませんでした。
ちょっと贅沢しても・・と思ったけど一泊二食付きで数万円らしいゾ。結局ビジネスホテルで素泊まり、その分夕食にかけよう!!ビジネスホテルの目の前は何と公共の温泉「道後温泉本館」・・道後温泉は、わが国最古の温泉で、天下の名湯とたたえられ、およそ3000年の歴史を持つといわれてます。何といっても夏目漱石が小説「坊ちゃん」の中でこの温泉を描いてから、一躍有名になりましたね。建物やお風呂からもやはり歴史を感じさせるものがあって、なかなか風情がありましたが、道後温泉に着いた途端、若いお兄さんのいわゆる客引きというものが寄って来て・・・ちょっと恐いカンジもしたし、ガッカリしちゃったかな、客引きさん。

道後温泉本館の建物は明治27年に建築されたらしく、よく映画やテレビに出てくる建物、国の重要文化財指定の温泉。入浴料は「神の湯」のみが300円。すっごい混んでました。シャンプー、リンス、石鹸、何もなしです。シャワーなど洗い場はありました。温泉は少し熱めのお湯。
入口の券売所で入浴コースが選べます。私が入った神の湯の他に「霊(たま)の湯」があり、これに入るには2階席大広間980円か3階個室席の1240円にいずれかを選んで入る事ができます。まるでVIP感覚のようです。
その他に普通の2階席大広間の休憩席を利用して620円で浴衣の貸し出しや茶菓子の接待が受けられて本館の風情を満喫できるらしいですが・・・いろいろと入浴コースが選べるよりも石鹸など何もなくても入浴料300円のお風呂、それだけの方が風情があるような気がしてならない・・・と思った私ですっ(^^ゞ
でもさすがに歴史ある温泉、そして温泉街。夜遅くても賑やかさがあって♪下駄を鳴らしてヤツがくる〜♪とはちょっと意味違うけど、温泉情緒たっぷりでした。
さて明日はさぬきうどんだぁい )^o^(