オーナー;和好・・・58歳 
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昭和37年、東京都江東区砂町で3350gでこの世に生まれる。

小学生の時、神奈川県伊勢原市に移り、中学、高校、そして結婚
するまで、家族とそこに住む。
その後、家を建て、実家は今現在、綾瀬にあります。

男3人兄弟の末っ子で、小さい頃から中でも一番の
どうやら問題児?だったらしい(-_-;)
それは今も変わらずで、ばあちゃんいわく「和好は一番手のかかる
金のかかる子だぁ!」とネ。

それに、よくいるでしょ。いじめっ子ってヤツが(^○^)
それだったらしい。。。でも今の「いじめ」とはワケがちがう。
昔っからいる、いじめっ子だ。
小さい頃、私の大っきらいだったタイプのいじめっ子だ(*_*)

私と出会った時は、「悪・ワル」は卒業し、既に更正し??
大手の某自動車会社の2級整備士として働きながら、
バイクに夢中、レースに夢中の時でした。

同じツーリングクラブに入ってたのに、ずっと顔を合わせる機会もなく、
初めて会った時には「えっ!こんな人いたの?」ってな感じでした。
それからは、菅生だ、鈴鹿だ、富士だ、という具合に
TZを積んで、ずっと毎週のように、練習走行だ、レースだ、といって
一緒に駆けずり回ってたなぁ。

2人ともお金がなかったので、結婚式は有名な出雲大社の分社で
神奈川の秦野にある、ちっちゃな、ちっちゃな神社、そこで式を挙げ、
新婚旅行は、そこからバイクで出発、1週間行き当たりばったりのツーリング。

その頃には、整備士だけでは、食べていけなくて(レースはとかく
先立つものがなければ、おまけに私という扶養家族が増えたので)
大型トラックの運転手になっていました。
そして乗鞍に移り住むまで、水筒と愛妻弁当??を持って
朝4時半には仕事に出る生活を送ってました。

ペンションを始めてから、よく言われるんです。
「今までの生活を捨てて、よく思いきってぇ」と。
でも当の私たちは、そんな人様がおっしゃるような大それた
決心みたいなものはなく、とにかく乗鞍に住んでペンションを
やりたいという想いで、無我夢中だったのです。

それにしてもよく、お金のない(ホントになかったです)私たちに
前のありすのオーナーは、託して下さったと感謝、感謝です。

そして事実上、ありすのオーナーになったわけですが、実際の
オーナーとしての顔は無口でクールだが家の中では相当なお調子者。
ペンションをはじめた頃は、よくバイトさんに間違われた事しばしば。
今は、というと・・・以前よりはそんな事も少なくなりましたが。

さて、趣味のお話し・・・16歳で、オートバイの免許を取得。

結婚して長女が生まれるまでTZでレースをしてました。

バイク経歴
・・・・・・・バンバン50      
 
   ホーク2
              
     FX750 1
     GSX1100刃
     RZV500
     CBK 0
     DUCATI750F1モンジュイ
     TT200
     BMW1100RT

     BMWK100RS

現在は、バラバラになったCBとドカとTTの3台。
そして追にBMWRTを’98年10月に購入、かなり走ってその後なぜかマニアックなKに買い替え。

 除雪機の"タロウくん"とオーナーです。

上の写真のオーナー、けっしてタロウくんを持ち上げようとしているわけではありません。
暖冬だー雪不足だーといわれていた’97年12月、タロウくんの出番はなく
オーナーはムズムズしてました。が・・・・1月に入ってから4回も、
かいてもかいてもきりのない大雪が降り、少々疲れ気味のようです。

そしてそんなオーナーも2003年、厄年を迎えました。大厄です。

昔から1月14日の夜(地方によっても違いますが)お正月の松飾や、
昨年のお札、だるま等を燃やして厄除けとする貴重な伝統行事が
乗鞍にはあります。

そしてその火で繭玉を焼き食べると、その1年健康でいられるそうです。
繭玉というのは、米の粉をこねて、白や緑や赤に色をつけたお餅で
それを、柳の枝に刺します。
子供達はみんなそれを手に持って行きます。

この伝統行事は「三九郎」や「どんど焼き」と呼ばれてるところもあり、
その名は日本全国地方によって違いますよね。

乗鞍高原でも小正月行事「厄まき(厄落とし)」が
2003年は14日にありましたが、その時にもう一つの風習があって…
その年に大厄42歳を迎える「殿(どの)」と呼ばれる男性達を中心に
盛装して集まった2歳〜42歳の厄年の男女が火に向かい、
厄払いのため、お金を投げて厄を落とすという風習です。
乗鞍の厄まきは、厄落としの他、節目を祝う意味もあります。

まず、おはらいの後、「おめでとう」と氏子からお酒をふるまわれ
アルコールがまわったころ、代表が三九郎と同様の飾り物
「歳の神」に点火、それぞれが集まった人々に用意した小銭から
お札までの現金を袋からつかみ出してあたりに投げます。
燃え盛る炎の横で、まく人、拾う人が入り乱れます。
*歳の神…松本辺りで言う三九郎と呼ばれるもので
松や古いお札・だるまなどを組み立てた人の背よりも高い高いやぐら。

毎年、一円玉から千円札、5千円札、果ては1万円まで飛び交います。
人によってはウン十万まく人もいます。
それを地元の子供達が拾います。
この日は子供達は大喜びで、お小遣いを獲得しに行きます。
でも拾ったお金には厄がついてるので、その日に使わなくては
いけません。

そしてそのあともまだ風習は続きます。
乗鞍では、厄年を迎えた人がお金をまいたあと、他人様の
お家でご馳走をふるまってもらい、厄を落としてもらうのです。

厄年を迎えた男の人は皆当然同級生だし仲がいいので、
一緒に何処かのお家でふるまってもらえば良いと思ってしまいますが、
何人もの人の厄は落としきれないという事で、一軒につき
一人しか面倒を見てくれません(笑)

更にそのそれぞれのお宅では、招いた厄年のその人に、
ご馳走の他、身につける赤いものをあげます。

ちなみにオーナーは厄除けの赤いお守りを頂いて帰って来ました。

そして46歳の誕生日に禁煙すると宣言、有言実行、現在に至ってます。

和好47歳、初孫できて、おじいちゃんになる。
現在は、孫3人。

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